こんにちは。千葉県白井市を拠点に一般住宅からマンション、店舗、テナントなど、幅広く電気工事を手掛けている和興電業です。
みなさんはLEDや蛍光灯などの照明器具を選ぶ時、光の色にこだわっていますか? 「好きなものを選んでいる」「あまり気にしたことがない」という方も多いかもしれませんが、光の色は部屋の環境に大きな影響を与えています。適切な色の照明を選べば、より快適な空間が作れるのです。ここでは、光の色の尺度である「色温度」の知識をご紹介します。
■光の色を表す「色温度」とは?
色温度とは、ある光源が発する光の色を表すための尺度です。「温度」とはいうものの、光源の温度や明るさとは関係ありません。色温度は「K(ケルビン)」という単位で表され、この数値が低いほど温かみのある赤みがかった光(暖色系の光)になり、高いほど冷たさのある青みがかった光(寒色系の光)になります。
また、蛍光灯などの人工の光源では、光源から出る光の色(光色)を色温度によって5段階に分けています。色温度が低い方から順に「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」そして「昼光色」です。このうち、一般的な照明として販売されているのは電球色・昼白色・昼光色の3種類ですが、最近は温白色の一般向け照明も登場しています。
■5種類の色温度とそれぞれの特徴
照明の色温度は、部屋の雰囲気を大きく左右するのに加え、そこで過ごす人の体にも影響を与えます。より快適な空間を作るためには、部屋の用途に応じた色温度の照明を選び、使い分けることが大切です。5種類の色温度の特徴や、おすすめの使用場所を見ていきましょう。
・電球色(約2,700〜3,250K)
5種類の中で最も色温度が低く、朝日や夕日に近い赤みがかった光なのが電球色です。比較的暗めの印象ですが、温かみのある落ち着いた雰囲気を演出するのに適しています。光の量が少なく、目が疲れにくいのもメリットです。
ご家庭においては、寝室や書斎、廊下、階段、浴室といった、あまり明るさを必要とせずリラックスしたい場所に向いています。また、バーやホテルラウンジなど、落ち着いた雰囲気が求められる施設にも最適です。
・温白色(約3,500K)
温白色は、電球色よりも少し白くて明るい印象の光です。電球色では明るさが物足りなく感じる時に選ぶといいでしょう。やや赤みがかった光なので、リラックス効果や落ち着いた雰囲気の演出作りも期待できます。適している場所は電球色と同じく、寝室や廊下、階段などで、ホテルのエントランスや飲食店にもおすすめです。
・白色(約4,000〜4,200K)
白色は満月の光に似た、最もナチュラルで自然な色合いの光です。この辺りから白みが強くなり、ある程度の明るさを必要とする場所に適しているので、日常的によく使うリビングや洗面所、キッチンなどに向いています。また、比較的目が疲れにくいことから、書斎や仕事場、オフィスなどにもおすすめです。
・昼白色(約5,000K)
昼白色は、日中の太陽光に近い色温度です。人間にとって最も馴染みが深い光なので、リビングや洗面所、仕事部屋など、普段生活するあらゆる空間に適しています。色温度で迷った時には、まず昼白色を試してみるといいでしょう。また、昼白色以上の明るい光は活発な印象を与えるので、ショップやスーパーマーケットなど、活気を高めたい空間の照明としてもおすすめです。
・昼光色(約6,500K)
5種類の中で最も色温度が高く、最も明るく、少し青みがかった光が昼光色です。ものがはっきり見えるため細かい作業をする空間に適していますが、目が疲れやすいので長時間作業する場所には向いていません。また、寒色系は食欲を減退させる作用があることから、ダイニングなど食事をする空間にも不向きです。
一方、昼光色は目が覚める色合いなので、オフィスの廊下などで眠気覚ましの効果を期待するという活用法もあります。大規模なショッピングセンターなど、公共の空間にも適している光です。
■用途に合わせた照明を選んで快適空間に!
照明器具は何気なく購入している方も多いかもしれませんが、場所に適した色温度の光を選べば、リラックス効果や演出効果、作業効率の向上などが期待できます。この他にも、定格光束(ルーメン)や演色性(Ra)、配光などによっても空間の雰囲気は大きく変わります。一度部屋の照明を見直し、用途に合わせた照明を選んで快適空間を作り上げてはいかがでしょうか。
千葉県白井市の和興電業株式会社は「街の電気屋さん」として、店舗・事務所から一般のご家庭まで、地域密着で50年以上電気工事に携わっております。また、東京電力優秀電気工事店認定を受けておりますので、電気工事のことなら何でも安心してお任せいただけます。照明計画で迷われた時は、和興電業までお気軽にお声がけください。