こんにちは。

千葉県白井市を拠点に、マンション・アパートなど集合住宅の電気工事や電気設備のメンテナンスを手掛けている和興電業です。

今年の夏はご存知のように、大変厳しい暑さです。

これだけ暑さが厳しいと、気になるのがエアコンの稼働による電力消費ではないでしょうか?

■1年を通した電力消費量のピークは、「夏」!

電気事業連合会によれば、電気消費量のピークは夏。

特に気になるのが、年々夏の電気消費量が伸びていることです。

電力消費量が増えるということは、発電所がフル稼働し、二酸化炭素の排出量も増えるということ。

子供や孫へ、より良い地球環境を託せるようにするためにも、できれば電力消費は抑えたいものです。

そこで、弊社がマンションやアパートなどの電気関連工事を手掛けているということもあり、今回は「集合住宅の管理者だからこそできる節電」についてご紹介したいと思います。

■まずは電気の使い方の見直しを

集合住宅の管理者ができる節電箇所は、共用部です。

その中でも今すぐできる節電策として、以下のようなことがあげられます。

●照明…共用部の照明を間引く、点灯時間の短縮、人感センサー式の導入

●エアコン…エントランス・共用廊下・共用施設などの設定温度を高めに設定、稼動時間の制限

●エレベーター…稼働数の削減

ただし、これらはすべて入居者の利便性や満足度に大きく影響を与えかねませんので、入居者の理解を促しながら、慎重に進める必要があります。

もし見た目や品質、利便性を落とさずに節電できる方法を選ぶとなれば、機器を省エネタイプに変更することがあげられます。

この場合は大きな初期コストが掛かりますので、ランニングコストを計算し、何年後に費用を回収できるのか、現状よりもメリットが出るのは何年後かなどを、メンテナンスコストも含めて業者に作成してもらい、そのうえで検討されると良いでしょう。

■初期投資額を考えても、LED化はおすすめです!

電気設備の変更は、中長期的なコスト計算とともに慎重に検討すべきことではありますが、その中でも最も手軽で効果が明らかなのが、「照明のLED化」です。

たとえばある電気メーカーの計算になりますが、50戸規模のマンションの共用部の照明をLEDに変更した場合、消費電力を約77%削減できます。

また、これによって年間33万円近くの電気代も削減でき、従来光源を使い続けたときとトータルコストを比較すると、初期費用こそLEDが掛かりますが、およそ4年目で従来光源と逆転し、以降LEDを使い続けるほどメリットが出ます。

このほか、蛍光灯と波長が異なるため虫が寄って来なかったり、長寿命のためメンテナンスの依頼手間が減ったりと、LED化のメリットはたくさんあります。

■電気設備の変更ついでに、電力会社の変更もおすすめ!

さらに、LED化と併せて検討したいのが、「電気契約の切り替え」です。

「電力自由化」という言葉は、聞いたことはあるかと思います。

これは電力会社を自由に選べることですが、契約内容によっては、今までよりもはるかに安い電気料金にすることができて、メリットも多くあります。

一般家庭で変更されるケースは知られていますが、マンションの共用部だけでも電力会社を自由に選べることは、あまり知られていません。

導入前には厳密なシミュレーションを電気小売業者に作成してもらうことをオススメしますが、一例としては、共用部で毎月2,500kWhの電力使用量のマンションで、14%安くなった例などもあります。

どの電力会社も切り替え工事や導入費用は不要で、契約変更に伴う違約金などは発生しないのが一般的ですので、切り替えのハードルも低くなっています。

また、共用部だけでなく、専有部分と併せたより大きなメリットのある契約プランなどを用意している電気会社もあり、要望に応じて自由に選べるのも特長です。

和興電業では、アパートやマンションの電気工事を中心に、電気に関するご相談を幅広くお受けしております。

日頃のお悩み、疑問、不明点などがあれば、ぜひ一度、和興電業までご連絡ください!