千葉県白井市を拠点に電気工事を展開している和興電業株式会社です。

今回は意外にも知られていないマンションの電気工事の内容についてご紹介します。

■マンションは専有部分と共同部分に分かれる

マンションの電気工事を進めるうえでまず知っておかなくてはいけないのは、マンションには専有部分と共同部分があるということです。

専有部分とは分かりやすくいうと室内の部分。入居者が暮らすスペースのことを指します。一方共同部分とは、廊下や階段、エントランスなどの皆が使うスペースのこと。

今回は共同スペースに要点を絞ってご紹介していきますので、管理会社やマンションのオーナー様は必ずチェックしてください。

■LEDでコスト削減に! 照明器具の工事

廊下やエントランスなど、マンション内のあらゆる場所に設置されている照明。

電球が切れてしまったり、なにかトラブルによって転倒しなくなったりすると入居者が安心して暮らせなくなってしまいます。

照明が切れている時に転倒して怪我してしまうと、管理者側の責任になり、損害賠償につながる可能性もありますので、オーナー様は常にチェックしておきましょう。

気候の変化によっては照明設備の劣化が早まる可能性もありますので、気をつけなければいけません。

・照明工事のポイント

蛍光灯や電球を取り替えても、電気が復旧しない可能性があります。

その場合は照明設備自体を取り替えましょう。

また現在、人気が高まっているのはLED照明。

電気代をカットしつつ、寿命も長いので、ランニングコスを大幅に削減できます。それでいて従来の照明と光量は変わりません。

■安心に暮らせる住まいを守る共同玄関のインターフォン

オートロック付きのマンションの場合は、共同玄関のインターフォンもしっかりと管理しなくてはいけません。現在ではセキュリティ面が求められるようになり、オートロックによって入居するヒトも増えています。

そんななか、オートロック部分が故障してしまったら、マンション側の管理体制が大きく問われることになりますので、定期的にチェックしておきましょう。

・インターフォン工事のポイント

インターフォンに関する工事をする場合、配線工事になる確率が高くなるということを覚えておいてください。

大規模な工事になりますので、長期間になるケースもあります。

必ず事前にスケジュールを立てて、入居者に周知しておきましょう。

 

■物件全体をつかさどる分電盤

電力会社から配電された電気を各部屋に分ける役目を持つ分電盤。

いわば物件すべての電気をつかさどる設備ですので、ここが故障してしまったら大きな問題になります。

しかし確実に経年劣化するものです。

サビや亀裂、浸水、最悪の場合は害虫の巣になることもあります。

このような問題が起きた場合は、ショートや漏電につながってしまうので、一刻も早い処置が求められます。

・分電盤工事のポイント

分電盤は物件のすべてを管轄するものですので、工事の際はマンション内の全電源が使えなくなってしまう場合があります。必ず施工前に住人に対して予告をしましょう。

■管理者は必ず常に各電気機器の調子を把握しておきましょう

入居者はマンションの設備を信じて入居してくださります。

そんななか、共同部分の電気設備が故障してしまうと、トラブルにつながりますので、照明や分電盤、インターフォンなど、あらゆる部分をしっかり管理し、資格を持つ優秀な電気工事業者に修理を依頼しましょう。